CLL/SLLについて

慢性リンパ性白血病/
小リンパ球性リンパ腫
(CLL/SLL)とは
私たちの血液の中には、細菌やウイルスから体を守る「Bリンパ球」という白血球があります。慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)は、血液のがんのひとつで、CLL/SLL細胞という異常なBリンパ球が増えてしまう病気です。
CLLとSLLは下記のようにCLL/SLL細胞が増える場所に違いがありますが、これらは同じ病気と理解されています。
CLL/SLLは、50歳以上の中高年で多くみられます1)。欧米では白血病全体の20~30%を占める病気ですが2)、日本では1~2%です1)。また、原因についてはわかっていません。
- 1)Aoki R, et al.: Pathol Int 58: 174-182, 2008.
- 2)Siegel RL, et al.: CA Cancer J Clin 65: 5-29, 2015.