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慢性GVHD について

患者さんとドナー間の免疫反応について

移植片対宿主病(GVHD)

ドナー由来のリンパ球が、患者さん由来の臓器を非自己と認識して攻撃し、さまざまな臓器障害が生じます。GVHDは、臨床症状により、急性GVHDと慢性GVHDに分類されます。

移植片対宿主病(GVHD) 移植片対宿主病(GVHD)
  • サイトカイン:細胞同士の情報伝達などを行うタンパク質のこと

移植後100日以内に起こりやすい急性 GVHDと、100日以降に起こりやすい慢性GVHD があります。ただし、100日以降に起こる急性GVHDや100日以内に起こる慢性GVHDもあり、通常、臨床症状により分類されます。

移植片対白血病/移植片対腫瘍(GVL/GVT)効果

一方、ドナー由来のリンパ球が、患者さんの腫瘍細胞を攻撃することで再発を抑える作用もあります。

GVHDによる臓器障害という患者さんにとっての不利益な反応と、 GVL/GVT効果による再発抑制という有益な反応のバランスを上手く管理することが重要です。

移植片対白血病/移植片対腫瘍(GVL/GVT)効果 移植片対白血病/移植片対腫瘍(GVL/GVT)効果