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慢性GVHD について

慢性GVHDの症状

慢性GVHDの症状

慢性GVHDでは、急性GVHDと比べてさまざまな臓器に起こる可能性があり、その多くは生活の質(QOL)の低下にも関係します。具体的にどのような症状が出るのか、部位別にみていきましょう。

皮膚、爪、頭皮・体毛

もっともあらわれやすい症状です。かゆみや赤みを伴う発疹からはじまり、かさかさに乾燥することが多く、ほかにも皮膚表面が薄く、弱くなったり、古い角質が粉のように落ちたり、皮膚が硬くなることもあります。また、部分的に黒く色素がついたり、逆に色素が抜けて白っぽくなったりすることもあります。爪や頭皮・体毛にも症状があらわれることがあり、爪は縦線が入ったりもろくなり、体毛は脱毛したり白髪になったりすることもあります。

口 腔

唾液が出にくくなり、口の中が乾き、口内炎ができやすくなります。口の中がつっぱって口が開けにくい、辛い物がしみる、味がしない、変な味がする、歯茎・粘膜が 赤くなって痛い、虫歯ができやすいなどの症状があらわれることがあります。

涙が出にくくなり、乾燥したり、結膜炎や角膜損傷などをきたすこともあります。そのほか、ざらざらする、痛む、充血するなどの症状があらわれることがあります。

肝 臓

黄疸や肝機能検査結果の異常がみられることがあります。

息苦しさや息を吐きにくいなどの症状があらわれることがあります。また、少しの労作で動悸・息切れがすることもあります。

その他

生殖器にも症状が出ることがあり、膣の乾燥感や性交疼痛、女性ではむずがゆさ、男性では陰茎痛や排尿障害といった症状があらわれることがあります。また、心臓、肺、腹部に水がたまったり、腎機能が低下することもあります。